発注管理パッケージの概要
発注管理パッケージには、仕入先管理、発注管理、仕入先仕様管理の3つの機能ブロックがあります。この業務機能パッケージは、資材のサプライヤや協力工場など、企業の外部で行われる生産活動を管理します。これら外部の取引先企業の品質情報や能力情報などを常に監視し、最適なサプライチェーンであるように必要に応じて取引先の選定も行います。
図 発注管理パッケージの内容
仕入先管理(503)
仕入先管理には、以下のようなアクティビティが存在します。
503-01 | 仕入先情報の設定と管理 | 仕入先管理 |
仕入先情報の新規追加や生産能力などの内容の設定を行う。 | ||
関係 | 情報の内容 | 情報区分 |
設定 | 仕入先に関する実績や連絡先情報など | 仕入先情報 |
参照 | 過去あるいは予定された発注情報 | 発注オーダ情報 |
参照 | 過去の発注や入荷記録情報 | 入荷記録情報 |
503-02 | 品目の調達先として仕入先情報の追加 | 仕入先管理 |
生産手順情報として、調達先の仕入先情報を設定する。 | ||
関係 | 情報の内容 | 情報区分 |
設定 | 品目に対応した調達先情報 | 手順情報 |
参照 | 仕入先に関する実績や連絡先情報など | 仕入先情報 |
参照 | 過去の発注や入荷記録情報 | 入荷記録情報 |
発注管理(504)
発注管理には、以下のようなアクティビティが存在します。
504-02 | 資材の発注オーダ情報の設定 | 発注管理 |
生産オーダや在庫情報をもとに必要な資材の確定オーダまたは内示オーダとして発注オーダを生成する。 | ||
関係 | 情報の内容 | 情報区分 |
設定 | 発注する資材の品目および数量と納期 | 受注オーダ情報 |
参照 | 対象品目の生産予定 | 生産オーダ情報 |
参照 | 仕入先に関する詳細情報 | 仕入先情報 |
参照 | 対象品目の在庫情報 | 在庫情報 |
参照 | 対象品目に関する品目情報 | 品目情報 |
参照 | 対象品目の調達方法に関する情報 | 手順情報 |
参照 | 発注する仕入先の能力計画内容 | 能力計画情報 |
参照 | 発注する仕入先あるいは品目の入荷実績 | 入荷記録情報 |
仕入先仕様管理(505)
仕入先仕様管理には、以下のようなアクティビティが存在します。
505-01 | 仕入先個別仕様の設定 | 仕入先仕様管理 |
仕入先の個別仕様として製品情報や生産手順(レシピ)情報を設定する。 | ||
関係 | 情報の内容 | 情報区分 |
設定 | 仕入先個別仕様の情報(製品オプションなど) | 品目情報 |
設定 | 仕入先個別仕様の情報(作り方) | 手順情報 |
参照 | 仕入先に関する詳細情報 | 仕入先情報 |
参照 | 過去の発注履歴情報 | 入荷記録情報 |