Webサイト構築キット


Webサイト構築キット

 Webサイト構築キットは、PSLXデータ定義ツールによって生成されます。構築可能なサイトは、IIS(インターネット・インフォメーション・サーバー:Microsoft社)と、Apacheの2種類です。キットの内容は、このWebサーバーの種類によって異なっています。これらのWeb構築キットは、そのままサーバー上に配置することで、RDBと連動して、データの追加、修正、削除、そして照会が可能です。

 Webサイトのデザインは、付属のCSSファイルをカスタマイズすることによって変更することができます。また、画面遷移などのロジックは、aspxファイルやphpファイルを変更することで対応できます。これによって、部署内、あるいは部署間で、ブラウザを用いて簡易な情報共有を簡単に実現することができます。

機能概要

 PSLX Webサイト構築用ファイルには、インターネットインフォメーションサーバー(IIS)対応のWebサーバプログラム一式が含まれています。配布CD-ROMには、以下の内容のものが含まれています。以下のなかで、最後の3つは、カスタマイズ支援ツールによって生成されたファイルによって置き換わります。
ファイル名 説明
bin/Pps.Documents.dll PSLXのXML生成用共通コンポーネントです。
pps-schema-1.0.xsd OASIS PPS対応XMLスキーマです。
profile-pslx.xml PSLX標準プロファイルです。
request.aspx Webサーバ上で照会を受け付けるファイルです。
request.aspx.cs Webサーバ上で照会を実行するC#プログラムです
Web.config Webのコンフィグファイルです。
style.css 画面デザイン用のスタイルファイルです。
pslx-style.xsl 照会結果のレイアウト用の整形情報です。
OperationSchedule.htm サンプルの依頼画面です。

WebサイトにおけるPSLX業務ドキュメントの照会のしくみは、以下のような構造となっています。まず、照会用のページが、業務ドキュメントの数だけ用意されています。各照会用ページにおいて、照会条件を設定し、照会実行がクリックされると、Webサーバ上でその照会内容にしがたってSQL文が生成されRDBサーバにデータを照会します。そして、RDBから戻された照会結果を、PSLX形式のXMLメッセージにして返信します。ただし、この返信メッセージは、通常のWebブラウザでは解釈できないために、フォーマット整形のためのpslx-style.xslが指定され、表形式に整形されてブラウザ上で表示されます。
PSLX業務ドキュメントの照会のしくみ

照会の実施例(IISの場合)

 以下に照会画面とその返信例を示します。ここでは、ローカルホストのPslxWebServerというフォルダに一式設定されてあり、予定作業に相当するOperationSchedule.htmをブラウザで指定した状態です。
スケジュール
上記の画面について、プロパティの値に検索条件を指定して「検索」ボタンを押します。ここで指定した値は、ANDの関係で該当レコードが絞り込まれます。なお、なにも指定しない場合には、すべてのレコードが返されます。以下に、返信の例を示します。
スケジュール